技能実習生の日本語が不安?実際の現場の声を聞いてわかった『意外な事実』
実習生受入前の不安第1位「日本語でのコミュニケーション」
初めて外国人技能実習生を受け入れようと検討している企業の担当者のほとんど全ての方からまず質問されるのが、
「どれくらい日本語が話せるの?」
「ちゃんと意思疎通ができるの?」
という不安です。
現場で一緒に働くのですから、実習生とコミュニケーションがとれるのか不安に感じるのは当然のことです。
そのため技能実習生は、入国前に6ヶ月、日本入国後に1ヶ月の事前研修を受けることが義務付けられていますし、実習期間中も日本語能力試験を受けなければいけません。
ですがこれはあくまで事前研修ですし、受入当初から現場でコミュニケーションがしっかりできるかと言えば物足りないかもしれません。
そのため多くの担当者が「技能実習生とのコミュニケーション」「技能実習生の日本語能力」に対して不安をいだいても仕方がないことです。
一方、実際の現場の声は
では、実際に技能実習生を受け入れた企業の現場ではどう感じているのでしょうか?
実際に技能実習生を受け入れている企業の担当者の方に話を聞いてみたところ返ってきた言葉は…。
「意外と何とかなりますね」
でした。
こちらの担当者様も、最初は技能実習生とのコミュニケーションについて不安を口にされていました。
しかし実際には「何とかなった」とはどういうことなのでしょうか。
技能実習生とのコミュニケーション、「意外と何とかなる」理由とは
実はこちらの企業で働いている実習生の全員が完璧に日本語を話せるわけではありません。
中には拙い日本語しか話せない実習生もいます。
それでも「何とかなっている」のはなぜでしょうか。
必要な作業は1週間あれば覚える
日本にやってくる実習生は総じて教育レベルが高く、大半が母国の大学を卒業しています。
そのため日本語はまだまだでも、現場での必要作業は1週間もあれば覚えてしまいます。
そうすれば後は真面目に仕事をこなしてくれるので、現場での作業が滞ることがありません。
チームでの支え合い
実習生は複数名を同時に受け入れることが一般的です。
当組合では、この複数名を1つのグループとし、必ず日本語が得意なメンバーをリーダーとしてお互いにサポートするようにしています。
作業でわからないことがあるときは、このリーダーが間に入って現場担当者や組合スタッフに相談することで、スムーズな意思疎通を図ることができています。
派遣スタッフによるサポート
実習生チームのリーダーとして、当組合では派遣スタッフの活用をおすすめしています。
当組合は外国人スタッフ派遣とも連携しており、実習生と同じ国出身の派遣スタッフをあらかじめ派遣することができます。
前述したように、技能実習生を面接してから実際に現場に来るまでには7ヶ月の準備期間を要します。
そこでこの7ヶ月間の間に、日本での労働経験が豊富な派遣スタッフを受け入れ予定の現場に派遣します。
彼らが必要な作業を習得した後、実習生をその現場に受け入れることで、派遣スタッフがリーダーとなって実習生の作業指示を行うため、受け入れ当初からスムーズに作業を行うことができます。
何かあれば駐在員がすぐに駆けつけます
実習生や派遣スタッフだけでは問題が処理できない問題が発生する場合もあるかもしれません。
そのような状況に備えて、当組合では作業現場の近くに組合スタッフを常駐させます。
この駐在員も実習生と同じ国のスタッフで、高い日本語能力を持っています。
もし作業中に指示が伝わらなかったり、トラブルが発生した場合は、この駐在員が駆けつけて対応いたします。
もちろん日本語教育にも自信があります
当組合では、実習生の日本語が拙かったとしても現場で滞りなく作業が行えるようなフォロー体制を整えています。
とはいえ、実習生自身の日本語能力の向上は必要不可欠であり、そのフォローもしっかりと行っています。
自社専用の研修センターを所有しており、そこで定期的な勉強会を開催したり、受入企業にあわせた独自のカリキュラムを組んで、必要な知識やマナーを習熟することができます。
外国人と働くのが不安…。そんなときはお試し派遣をおすすめします
「外国人と働くのはやっぱり不安」
こんな不安を抱えたまま、実習生を3年間も受け入れるのは抵抗があるかもしれません。
そこで当組合では、このような悩みをかかえる企業様には、外国人スタッフのお試し派遣をおすすめしています。
日本での労働経験があり、日本語にもなれている外国人スタッフですので、安心して作業を任せていただけます。
そうして実際に一緒に働いてみれば
「意外と何とかなるな」
と実感していただけるはずです。
短期間の派遣も可能ですので、実習生受入を決める前に、まずはご利用してみてください。